
伊東市にある富戸港という小さな漁港で定置網を操業する会社です。
城ヶ崎海岸に位置する富戸定置網の歴史は150年ほど前に始まりました。城ヶ崎の急深な地形を利用し、陸からわずか800メートルの近さに設置した定置網で漁を行います。
魚を獲りすぎない、船の燃料は少ししか使わない。私たちの定置網は初めから資源管理をしながら、持続可能な目標を掲げて運営されてきたのです。
小さなコミュニティだからこそ、団結力のある集団として、未来に残せる漁業のあり方を模索していきます。

漁獲作業は第八富丸という船で行います。現在弊社が所有する中で最年長の船であり、日々細かい修理を重ねながら大切に乗っています。
魚を収納する空間をカメと呼びますが、第八富丸には3つのカメがあり、すべて合わせると16トンほど入ります。この船が満船状態になると大漁旗を掲げて寄港します。

手前が第八富丸、奥が第一城ケ崎丸です。第一城ケ崎丸は、昨年の4月ごろ弊社に迎えた船で、漁獲作業を行っている網の反対側を抑える役割を担っています。サメ・マグロ・マンボウといった大型の魚が入った場合には第一城ケ崎丸のクレーンを使って漁獲作業をサポートします。
